14:40頃
手術室のドアが開き看護婦さんと先生が。。。
『14:32。無事に生まれました。女の子です。』
『780gと小さいですが、元気ですよ。』
『お父さま方には小さく思われるかもしれませんが、
僕達(先生)にとっては大きい方なので心配ないですよ』
との事。サイズはある程度小さいのは覚悟していたが、
まさか1kgを割っているとは。。。
驚きも相当かなりありましたが、先生のお言葉で心配も減りホッとしました。
しばらく経ってストレチャーに乗ったくみくみが、麻酔がまだかかって出てきました。
病室で待つ事しばし、麻酔が切れてきたのか、少しずつ動き出しました。
目を明け意識が朦朧としていたようですが、
もう赤ちゃんを心配して『赤ちゃんは?』と問い掛けてきたので、
『元気に生まれたよ!女の子だって!!』と、お話して体を休ませました。
しばらく経った頃、看護婦さんから呼ばれ、娘との対面の時が。
NICU(新生児集中治療室)は、両親のみ面会可能である為
(さすがに厳しい。廊下等からの見学窓も無い)、父親?である、たけふみのみの面会となりました。
NICUへの入室は、自動ドアの先で
1.手を石鹸でよく洗い、ペーパータオルで拭く
2.アルコール消毒剤を手に取り、両手に擦り込む
3.ガウンを着用して、さらに消毒し、入室(もう一枚自動ドアがある)。
って感じにかなり入室には神経を使います。
まぁ、抵抗力の無い赤ちゃんや疾患を持った赤ちゃんがいっぱい居るのだから当たり前ですよね。
看護婦さんに連れられて、いざNICUの中へ。
はじめて入った集中治療室。
中はとても明るく、清潔で、多くの赤ちゃんが居ました。
また集中治療室らしく、非常に多くの機械があって驚きました。
部屋の中にも看護婦さんたちがいる、ナースステーションのようなものがあり、
その前に我が娘は居ました。保育器の中に入って。
よく見ると、保育器の中は水蒸気でいっぱいで管も数本入っており、
さらに、赤ちゃんをサランラップ?のような物で包んでありました。
サイズも思っていたよりも大きく(他から見れば小さいですが)ちょっと安心。
四肢も、指も、目も耳も鼻も口も・・・・・ちゃんとあり(でもチンチンと歯が無い・・)、さらに安心。
(↑これ一番心配していた!?)
やっぱり実物見るまではいろいろと心配でした。
サランラップのような物で包んであるのは、体温を下げない為だとか。
また、保育器の中を加湿してあるのは、体内と同じような環境にしてある為だとか。
なんと保育器の中の湿度が80%ほどあったような・・・(うる覚え)!?
看護婦さんからはじめて見た感想とか、父親としての実感とか、いろいろ聞かれ、
その日はその場を後にしました。
病室に帰り、両親や麻酔の覚めたくみくみにお話して、その日は帰宅しました。
帰宅といっても仕事中だったので会社へ直行でした。
翌日もお休みをいただき、保健所やら病院やらをあちこち回り忙しい一日でした。
未熟児と言う事で、市の方から手当てが出るようでその手続きも忘れないようにしました。
入院中の治療費は全額、市で負担してくれるとの事\(^o^)/。一安心です。
あとから治療費・入院費の明細を見て驚き。
入院当初は治療費合計が一日あたり約200,000円。
その後、保育器内での入院治療期間が約100,000円/日。
保育器から出たあとの治療期間が約20,000円/日。
はじめの頃は毎週2,000,000円ほどの請求書がきてました。
そのうちの2〜3割負担と考えてもすごい金額・・・。
これが市の負担で全額免除でしたので金銭的には安心しました(オムツ代等雑費は払う)。
いやぁ、あれほどの金額見たのは、車を買う時ぐらいですねぇ・・・。
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