@未来ちゃん誕生まで  その2

【2001年】
・1月9日
 くみくみ、診察日。
 体重の増え過ぎによる食事制限出る(^_^;)
・2月5日
 くみくみ、体調不良により、会社早退。
・2月6日
 くみくみ、診察日。

 たけふみが会社の休みを取れた為、はじめてくみくみに連れ添っての病院入りとなる。
 待ち時間が長いとの事で、いっぱいの雑誌等を持って行き、時間をつぶしていた。

 くみくみ、診察時間となる。

 しばらく経ってから、診察室に呼ばれる。
 『エコー画像でも見せてくれるのかな?』、『o(^o^)oウキウキ』

 たけふみ診察室に入る。

 先生は40代くらいの優しそうな女医だった。
 入るや否や、
 『旦那さん!最近、奥様に変わった事ありませんでしたか?』
 『???、ちょっと太ってきたかなぁ???』
 『奥さんの体調が思わしくないので、今日から入院してもらいます!!!』
 『赤ちゃんも元気に育ってないので・・・』

 はじめは冗談かとも思っていたが、
 先生の口ぶり、周りの看護婦さんの慌てぶりから見て、
 『こりゃ本当だ。』と思った。
 『なんで?こんなにくみくみも元気なのに!?』、と思いつつ、仕事の事を心配した。

 くみくみは、会社での事務スタッフ。
 毎日毎日、コンピューターの入力や書類作成・発送などと、相棒の『かおりん(o^^o)』
 と、夜遅くまでがんばっていた(妊娠しているのに遅くまでイライラしながら残業かよって感じ!)。
 急に休んで大丈夫かなぁとも心配していた。
 特に忙しい時期でもあり山のように仕事がたまっていた
 (たけふみは同じ職場で働いていたからよく分かっていたのだ)。

 と、いろいろな事を一瞬に想像しつつ先生の話を聞いた。
 『妊娠中毒症』。それも重度の。。
 血圧が高く、浮腫みもとてもひどく、尿淡白も出ていた。中毒症の三拍子が揃ってしまったのだ。
 検査結果 血圧164-94、浮腫+、尿淡白+++

 なんで気がつかなかったのだろうか?
 先月の検診では注意信号こそ出ていたがそれほどひどくなかった。この一ヶ月の間に・・・。

 そう言えば、ここの所、プクプクしてきていた。
 くみくみ見ながら『象の脚みたいになってきたね』とか、『最近また太った?』ってからかっていた。
 『頭が痛い』、『耳鳴りがする』、『聞こえ辛い』とかとも言っていた。
 これがいわゆる自覚症状だったんだろうか?もっと勉強していれば・・・。あとの後悔である。

 もうこうなったからには、現状の症状を治す(いや、治らないから悪化させない)ように、
 入院して安静にしてもらう事だ。即効入院となった。

 診察室から車椅子で病棟へ。
 たけふみは入院の手続きから、自宅・実家・会社へと電話連絡をし、と走り回った。

 はじめて付き添った病院で、こんな事になるなんて・・・。
 まぁ考えれば良かったのだろう。一人で来させなくて。

 くみくみはこの日、ゴルフ最後の乗車となった。
 来る18日にnewくみくみ号(VitzRS)の納車を控えていたから・・・。
 たけふみは一旦そのくみくみ号(ゴルフ4)で入院Goodsを取りに帰った。

 病室がまだ準備されていなかった為、処置室にて安静にさせられ、病室が空くのを待っていた。
 実家のお母さんも駆けつけ、親子水入らずで待っていた。

 ナースステーションから最も近い個室を空けてもらい、その部屋への入室となった。
 『ナースステーションから最も近い部屋という事はそれだけ重症なんだろう』。

 極力刺激を控える為に、照明は弱められ、ブラインドも半分下ろされた。
 そこから見えるのは、病院の屋根とパチンコ店、それと『やんくん』のお家・・。
 毎日のように『シュークリーム』が食べたい!?って言っていた。

 その後、2週間ほど当病院で治療を続けていたが回復の傾向にならず、悪化する一方。
 おまけに子供も成長していない・・・。

 入院中の生活もどんどん限られていった。
・2月9日
 ???な注射する(この日から一日数回毎日)。一本18000円するそうだ。
 でも医局が負担してくれるようだ。 って、実験台って事か???
・2月10日
 テレビっ子のくみくみに重大事件が。テレビ禁止令出る。
 テレビが刺激になって血圧上がったり、倒れる可能性があるとの事。
 辛そうだった。
・2月11日
 点滴始まる。
・2月12日
 病室変わる。一番奥のひっそりした部屋に。重症患者部屋のようだ。
 トイレ行くのも禁止になった。部屋でおまるにて。一部車椅子で可能。
 たけふみ以外の家族・親も面会禁止となる(会う事・話す事が刺激になるとの事)。
 あまりにもテレビ見れないのが辛かったようで、少しの時間のみ許可出る。
 担当医からの話がある。このままでは母子ともに危険と・・・ (・・;
・2月13日
 検査結果 血圧166-96、浮腫++、尿淡白+++

 体調が良くならず、背中から薬を入れ出した。
 同様に麻酔も少し入れ出す(点滴の代わりに)。
 副作用で脚などがしびれる。
・2月14日
 麻酔作用の為、脚がしびれ過ぎて立てなくなる。
 一人で体重量ろうと立ち上がり、脚がしびれていた為、その場に倒れてしまった(孤独・・)。
・2月15日
 背中の薬投与の位置を変える(麻酔科にて)。
 点滴を左腕から右腕にやり直す(漏れた為)。
・2月16日
 昨日の投与位置変更の為か、午前中は気分良かったようだ。
 午後から再度不調に。
 大切にしていた手持ち鏡を看護婦さんに壊されて怒っている!
 血圧上昇による頭痛で鎮痛剤飲むが吐いてしまう。
 血圧200超。相当やばい・・・(>_<)
・2月17日
 体調すぐれず、尿道カテーテル入れる。身動きとれず。血圧200超。
・2月18日
 完全に寝たきりだー。早く帰りたいよー。
 食事全然食べれない。
 点滴追加。
 この日まで毎日かかさず仕事帰りにお見舞いに行った。血圧があそこまで上がっており、今後が心配だった。
 今後と言うより、先が無いのでは?と・・。いつ逝ってしまってもおかしくないそうだった。
 病室をあとにした後、帰りの車の中でウルウルした事もよくあった。無事で何よりです。
〜2月9日から18日まではくみくみ入院生活日記(メモ)より〜

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作成 2002.1.1.

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